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君に届けの貞子とは⁉
北幌高校一年生 黒沼爽子15歳
真夏でも青白い肌で、長い黒髪の女の子。
周りからは、貞子と呼ばれています。
君に届け貞子自身は、どう思われているかも知っています。
君に届け貞子の本名を知る人はいない。
君に届け貞子は人に恐怖心を与えている。
君に届け貞子と３秒以上目が合った人は７日後に不幸に合う。
君に届け貞子と一日３回目が合ったら次々と不幸が訪れる。
君に届け貞子は霊感が強い。
君に届け貞子には友達と呼べる人はいないし、友達作りたいけど、怖がられているので近づくと逃げられる。。。
君に届け貞子の座右の銘は「一日一善」
君に届け貞子はそんな状況の中、学生生活を過ごしています。
散々な言われようですが、貞子は天然な女の子ですが、頭もよく前向きで、素直な子です。
君に届け 風早翔太との出会いは⁉
風早翔太が入学式に北幌高校へ向かっていたのに道に迷ってしまい、
そこで貞子が、もしかしたら迷ってる人かも！と思い、
思い切って「もしかして北幌高校だとしたらはこっちです」と声をかけてあげました。
風早翔太との出会いはそれがきっかけでした。
しかも同じ教室です。
貞子がクラスメイトに良いことをしても、「すいませんっ」って謝られることばかりなのに、
風早翔太は貞子に「ありがとう」と返してくれるし、
貞子にも普通に接してくれたのがとても嬉しかったようです。
風早翔太はみんなに平等に接しているしクラスの人気者です。
ただ風早翔太はクラスで浮いてる子をほっとけない人らしいという噂も。。。
それを知った貞子は「なんていい人なんだろう‼」って思ってるんです。
そのくらい素直でまっすぐな子ですよね。
私は素直に喜べないのですが．．．
君に届け貞子の目標とする人は？そして役に立てれば何でもする？
お友達も作りたい、
普通に笑って話したい、
みんなの中心になりたいし、
さわやかな人になりたい、
それが風早翔太ピッタリ‼の人物像でした。
君に届け、貞子は常日頃、風早翔太になりたいと思っているのでした。
一年生の夏休みに、クラス全員参加の肝試しをすることになったのですが、
企画者の案は、夜に貞子にお化け役をやらせれば、貞子が立ってるだけでも怖いし、
肝試しが盛り上がるんじゃないか⁉
との話になっていました。
それを聞いていた貞子は、自分にやらせてほしいと言ってきたのです。
貞子は、素直な気持ちだけで、深い理由などなく
「みんなと仲良くしたくて」という理由だけで立候補しました。
「役に立てるんだったら、そしたら私が嬉しい…」と。
そして「あと…白いワンピースを買ったんだけど着ていく場所がないので、
ぜひ…やらせてください」これも本心ですからね。
君に届け貞子は、霊感は全くないですからね、
それで「お化け役の資格ないかな…」ってけなげ過ぎません⁉
ここまできちんとした自分の意志があり、お化け役を立候補するなんて、驚きですよね⁉
私だったら、ひねくれていたと思います。
しかも、お化け役にぴったりなんて陰口言われたら、
絶対肝試しなんか参加しないし、みんなと仲良くしたいとも思わないし、
どうせ私なんか．．．って思って
つまらない学校生活送っていたと思います。
貞子の良さが出ててかわいいと思ってしまいました。
肝試しの結果ですが、怖がらせは大成功でした。
貞子自身も、楽しんでくれてる♡と喜んでいて、やりがいを感じていましたし、
充実感を味わうことができました。
それだけでも幸せ感じてるって・・・かわいい♡
貞子の誠意
そして、風早翔太は一人だけ肝試しでゴールできなかったから、罰ゲームを言い渡されたのです。
（ゴールしなかったのではなくて、貞子が一人お化け役で頑張ってくれていたから、その場に一緒に居てくれたんです。）
そのうえ、貞子に迫られてたって噂も出てるし、やりすぎ～‼
と、面白おかしくそんな感じで、「貞子チャンと付き合える権、一週間限定でどうぞ～」と盛り上がっていました。
風早翔太は「それ以外なら何でもやるよ」と。
周りが勘違いして、それってひどくない⁉とみんなはザワつきましたが、
風早翔太の性格からは、人をバカにしたことは嫌いだから、
言いなおし「それが罰ゲームなら失礼すぎる 黒沼は女の子なのに笑えない‼」と伝えたのです。
その時、貞子は（私をかばっちゃダメ‼風早くんの名誉が・・・‼）と立ち上がり
貞子は「誤解です」と。
（私は誤解の解き方．．．知ってる．．．）
「みんな知っている通り、風早くんが誰にでも分け隔てなく接してくれる人だからです」
私は一人でお化け役やってたし、そのために一緒に居てくれたということも。
そして、貞子は続けて「私は風早くんの優しさや爽やかさ明るさ正直さに惹かれたのは事実で、それだけは何の誤解もありません‼」と誠意を見せました。
誰も悪くない、ただみんなに平等に、分け隔てなく接してくれてるんだよ風早くんは。ということも伝えた。
だから、私の事で風早くんを茶化したりするのはやめて‼と
風早くんの名誉は守られたはず。
君に届け貞子は風早くんの名誉を守るために行動に出せるってすごいですよね‼
貞子が自分を犠牲にしてまで守らなければという気持ちが素晴らしいと感心しちゃいました。
貞子が心配していたのが、（終業式の日に誤解だということを言っちゃたから）
夏休み明けは風早くんから避けられるかもしれない、
もう目が合わないかもしれない、
みんなと同じようにおはようってあいさつもないかもしれない、
笑ってくれないかもしれない．．．
君に届け貞子は自分はどう思われてるのかしってますから、
怖がられている、
３秒目が合うと不幸が訪れる・・・
避けられることには慣れてるはずなのに、って思ってても、
やっぱりこんなことに慣れたくはないし、
振り返りたくはないものです。
私自身も振り返ってみるとどうせ私は嫌われてるから、一人でいいやって思った時期もあったし、
私が輪の中に入ると逃げられるし、
友達がいなくたって平気って思ったこともあるけど、
やっぱり友達ができると一人にはなりたくないですね。
振り返ると貞子の気持ちがわかりますし、
私も貞子くらい誠意があったら、助けてあげられたかなって思っちゃいました。
貞子もクラスメイトに認められてきた⁉
風早翔太のお陰もあって、クラスメイトからも、茶化したことに対して謝罪もあり、
貞子もどんどん学校にも馴染んでいき、
そして学校が楽しいと思えるようになっていきます。
これはお友達ができ始めたり、
好きな人ができたり、
学校でも職場でも人間関係も関係してますよね、
職場が楽しかったり、
悲しいこともそうですけど、
仲のいい人ができたり、
好きな人ができれば行きたいって思うものなのかなと思います。
貞子のような考え方、物の見かたを変えていくことでどういう風景が見れるでしょう？
その貞子を見ていると、友達ってこういうことなの⁉とか、
クラスの人にも普通にあいさつができて、
あいさつが返ってきたことだけでも感激したり、
貞子にジャージ貸してくれた人に涙が出るほど嬉しいと思ったり、
普段の学校生活に人間関係の喜びと感謝が、
初心を思い出させてくれたり、
とても新鮮だったりそして涙したりと、心を動かされました。
最後に🌸🌸🌸
君に届け、序盤でしたがとても心を動かされて、こういう青春いいなぁと思いました。
お友達を作ることは自然にできるものだと思っていました。
社会人になると、なかなかお友達ってできるのかな⁉と思いましたが、
なんでもきっかけですよね。
同じものが好きとか、
波動という言葉をよく聞きますが、
同じ考えの人同士だったり、
話が合うということですかね、
私はそんなに友達は多くはないですが浅くても深くてもいいんだと思っています。
話せる人や助けてくれる人がいてくれるだけで充分だと思ってます。
居てくれてありがとう‼って思えるだけで幸せと思います。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
また次回、お越しいただけたら嬉しいです。
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